
がっくり気落しない為
ちょっぴり知恵を与えようか
すっぱりと時々職場を変える
さっぱり気分を転換する
のんびりスポーツに精を出す
ちゃっかり自分の都合に合わせ
ばっちり天下と国家を論ず
ほんわり友達を家に招ぶ
しっかり五体を怪我から守る
やんわり会話の話題をずらす
しんみり思索に沈潜する
こうすりゃ がっくり気落もすまい
喋る時には文法的
訛りを直して滑らかに
ものを書くにも文法的
歌を歌うなら甘やかに
かのジョンレノンが好きだったというイギリスの詩人(反詩人?)
ルイスキャロルの訳詞です。
ルイスキャロルはこんな事を書いてます。
「まず文章を一つ書く。そいつを細かくぶったぎる。
そいつをかき混ぜ運まかせ・・・さわった順に並べてゆく。
語句の順序がどうなるか、さような事は気にしない。」
パロディ、ユーモア、不真面目?の作風がいい感じです。
ジョンがビートルズ時代に作った 「I Am The Walrus」
の歌詞はおそらくルイスキャロルの
影響を受けていると思います。(推測ですが)
「俺は卵男
彼らも卵男
俺はセイウチ」・・・
なんとなくルイスキャロルっぽい?
そういえば「SGT Peppers Lonely Hearts Club Band」の
ジャケットには色んな著名人の写真が載っていますが
その中にルイスキャロルも入っていたのを今、思い出しました。
この詩は「不思議の国の言葉達」(筑摩書房)からの引用です。
訳者のセンスが伺える訳詞だと思います。
かなり古い本ですが、久々に読む返してみて面白いと思いました。
原詩はこれでもかというくらい韻を踏んでいて…
その辺の遊び心を残した訳詞になってます。
「I Am The Walrus」